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ラロン祭

今日(10月17日)からクスティアで秋のラロン祭が始まっているはずです。去年のこの日、ラロン祭を見物に行きました。

バウル・ラロンフォリダ・パルビーン コンサート

春と秋の年2回開催されるのは分かっていますが、旅程を組もうにも正確な期日が分かりません。人に訊いても、「TVニュースで案内してたけど…」誰も日取りまで覚えていません。クスティア近くの出身という新聞記者に会う機会があったので訊いてみましたが、彼も知るところではありませんでした。どうやら文化面の担当ではなかったようです。

たまたま、その前日までクスティア県のADC(Additional District Commissioner; 敢えて日本語で言うなら「副知事」)だったオフィサー(昇進してセクレタリアット内に異動)を紹介され、その人を通じて日取りを確認してもらい、その上サーキット ハウス(公務員専用の宿泊施設)を予約してもらいました。どうやら秋は、毎年西暦の10月17日から2日間ほど開催されているようです。

クスティアは、ダカから西にバスで7時間。途中、河を渡るフェーリーの中で一人のバウルを見つけました。「僕もクスティアに行くところだよ」と話し掛けると、にっこり笑って僕の額に掌をそっと乗せました。髪の毛が硬かったので僕がベンガル人ではないと、その時気付いたのか彼の表情にちょっと戸惑ったような色が見えました。

クスティアに着き昼を済ませると、会場を下見に行きました。開演は夜の7時ぐらいだったと思いますが、夕方3時ごろ会場周辺には既に至る所で沢山のバウル達が座して煙を吹かせています。あっちに日本の女性がいるよと言われ人だかりの中を覗き込んでみると、知り合いの女性が二人、バウルの歌に聴き入っていました。

サーキット ハウスに入ると、その日は金曜(休み)でしたが何しろ偉いオフィサーの紹介ということでVIP扱いです。県オフィスの役人や、“ラロン アカデミー”の役員が挨拶に来てくれ、車で会場まで送ってくれる手筈を整えてくれました。

屋外の会場は超満員。おそらく3~4千人は下らないでしょう。僕らはステージ前の来賓席--といっても地方の有力者など100人以上がひしめき合っている脇の方ですが--に通されました。隣には、出番を待つフォリダ パルビーンが座っています。彼女は日本にも来演したことがあり、演奏の合間に僕らのことをひと言紹介してくれました。

一緒に行った友人はバウルたちとの交流が目当てだったようで歌を聴くのもそこそこに、そそくさと会場の周りの暗闇に消えてゆきました。ステージでは入れ替り立ち代り、自慢の歌が夜通し続きます。夜の10時過ぎまでいましたが、客が引いてゆく気配はありませんでした。

》 なおなお
 コメントありがとう。バングラの文化、芸能面が弱いので、こうして補強してもらえると、
とても助かります。あの時ラロン祭に来ていた二人も夜中に女性だけで出掛け、
会場でエライ目に遭ったようでした。

》 midoriさんからのトラックバックを是非ご覧ください。ラロン祭の実情、バウルの真髄、
フォリダパルビンの人となり、そして祭りのビデオまで観ることができます。

『Lalon Mela (1)(2)(3)』 (HelloBondoo!Nikki)

※本文中では、参照しているWebページの表記に従って「フォリダ パルビーン」と書きましたが、みな「パルビン」と短く発音しています。このことについて、midoriさんの記事のコメント欄に書き込みました。

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Comments

現地にいてもラロン祭の情報って掴みにくいんだよね。
10月のは命日&誕生日の17日にあわせて行うみたい。
3月は満月にあわせて。

バウルって本当は「歌を通して神様に会う」っていう信念を持っていたと思うんだけれど、ラロン祭のステージで歌っている人たちはバウルでない人も多く、きれいに歌い上げているけれど魂がこもっていないと思った。

ダッカの郊外にいたバウルのグル(師)は、歌は簡単には歌えない、歌うと涙が出てくるんだって言っていた。本物のバウルに合うのって難しいと思う。クスティアのラロンアカデミーにいるバウルたちは、観光客慣れしてしまっていて、お金稼ぎのために歌っていた。

クスティアのラロン祭夜通しで行われるそうだけれど、案内の地元の子に「若い女の子には危ない」って言われ、10時過ぎには強制的に帰宅。護衛してもらっても、会場の雰囲気に酔った人や人ごみにまぎれた人が痴漢をしてくる。どうせ見るのだったら、一番前の特等席まで行って、実行委員会の人に助けてもらうのが一番。彼らは外国人にはとても親切だ。

Posted by: なおなお | Tuesday, October 19, 2004 at 12:47 AM

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ラロン・メラ、バウル、フォリダパルビン、この3つを1つのエントリでまとめることは出来ないくらい、それぞれ奥が深い。 ラロン・メラというのは、クスティアのラ... [Read More]

Tracked on Thursday, October 21, 2004 at 06:24 AM

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